装備考察:BSAA隊員

2009年03月19日
クリスやシェバといったメインキャラクターに注目が集まるバイオハザード5だが、ミリブロご覧の皆様にとって見逃せないのが彼らをサポートするBSAA隊員の装備。バイオハザードファンのみならず、ミリタリーファンであれば彼らの装備を細部までチェックすると「萌え~」となること必至であろう。
装備考察:BSAA隊員
BSAAとは、国際連合の補助機関として運営され、バイオ兵器の密売やその行使を阻止する為の対バイオテロ特殊部隊。

その発足経緯は、バイオハザードシリーズの過去を振り返る必要がある。悪の元凶「アンブレラ」が崩壊後に、「有機生命体兵器(B.O.W.)」の流出を自らの責任とされることを恐れた「製薬企業連盟」が設立した対バイオテロ部隊が前身となる。

当初こそ、民間組織レベルでの部隊であったが、バイオテロに対する脅威が強くなるにつれ、国連が管轄する実働特殊部隊として再編を受け、欧州本部を始め世界を股にかけて展開を図る事となった。
上記掲載にあるゲーム中のワンシーンを見ても、世界的な展開を図るBSAAらしく、様々な人種が所属していることが分かる。

~BSAA世界分布~
 欧州本部
 中東支部
 北米支部
 南米支部
 西部アフリカ支部
 東部アフリカ支部
 極東支部
 オセアニア支部

「誰が」「いつ」「どこで」起こすか分からないバイオテロ。多次元に渡って感染の広がりを見せる生物兵器の恐怖を考えると、即応による早期の実行力を持つ部隊の必要性が求められる。ゲーム中のBSAAの設定においても早期での解決を重視し、組織独自の判断によって介入することができる設定となっている。

装備考察:BSAA隊員Dan Dechant / ダン・デチャント
年齢:53歳
所属:西部アフリカ支部
種別:SOU(Special Operations Unit)

BSAA西部アフリカ支部に籍を置くダン・デチャント。アメリカ陸軍での兵役後、アフリカを中心に活動を行うPMC(民間軍事会社)に籍を置いた事もある。

今作では、先遣突入部隊「アルファ・チーム」を率いる。エリート隊員がひしめくBSAAの中でも最年長(ベテラン)隊員である彼の装備について考察してみたいと思う。

メインウェポンとしてSIG556をチョイス。その右側先端のレールにはデュアルエイミングのレーザーモジュールが装着されている。また、アーマーには米軍やPMCでも採用されている実在メーカーのポーチ類から機能性に優れた部分だけを「良いとこ採り」したハイブリッド仕様のものとなっていることが分かる。

そしてグローブは、Blackを基調とした複数の素材が組み合わされたものとなっており、実在する軍や警察を始めとした法執行機関で採用されている事からも、バイオハザードシリーズにおけるストーリとの忠実な再現が行き届いている事が分かる。

装備考察:BSAA隊員Dave Johnson / デイブ・ジョンソン
年齢:27歳
所属:西部アフリカ支部
種別:SOU(Special Operations Unit)

世界的なラリー選手権でも上位入賞経験を持つデイブ。彼の天性とも言えるこの運転技術を活かし、作戦中にはドライバーを努める機会が多い。今回の作戦ではデルタチームの隊員として参加している。

左の画像を見ると、手にはM3ショットガンを携えており、そのバレルマウントには小型のレーザーサイトが取り付けられており、即応性の高い射撃が可能となっている。

チェスト付近にはサイドアームとしてハンドガンがホルスターと共に取り付けられている。ホルスターはカイデックスタイプのものとなっており、テール付近のベルトによりロックする方式となっている。まさにハイブリッド仕様と言えよう。

次に注目はニーパッド。一般的に普及しているネオプレーンタイプのニーパッドと、ハードタイプのニーパッドが組み合わされた仕様となっており、激しい動きでも耐え得るよう設計されている。

ブーツはオールアイレットのブーツとなっており、ジャングルブーツ(初期型コンバットブーツ)と現行ブーツの特徴を併せ持ったハイブリッド仕様となっている。
装備考察:BSAA隊員装備考察:BSAA隊員
高機動車周辺を警戒するシーンと、車両を運転中のDave。

装備考察:BSAA隊員Josh Stone / ジョッシュ・ストーン
年齢:35歳
所属:西部アフリカ支部
種別:SOU(Special Operation Unit)

BSAA西部アフリカ支部のベテラン兵士であるジョッシュ。兵士としての資質はもちろんの事、チーム員からの絶対的な信頼を受ける頼もしい存在。今回の作戦においてはバックアップチームのリーダーを務める。

ジョッシュの装備、まず最初に、アーマーは主に海軍系の特殊部隊で使用されているものがベースとして改良された仕様のようだ。また、先述のDan Dechantと同様に、メインアームにはSIG556が採用されている。このメインアームにはホログラフィックサイトが搭載され、迅速且つ正確な射撃が行えるようになっている。

BDUは迷彩パターンこそ施されていないものの、今作の舞台となるアフリカのような地肌が剥き出しとなった場所や、コンクリートなどの地で活動するに当たって視認し難いものが選ばれている。

装備考察:BSAA隊員Kirk Mathison / カーク・マシソン
年齢:28歳
所属:西部アフリカ支部
種別:ヘリコプターパイロット

SOU空中支援小隊に所属するヘリコプターパイロット。
BSAA隊員としては珍しく、BSAAへ直接入隊し、BSAAで技術を学んだ、いわゆる生粋のBSAA隊員である。
今回の作戦では、本部への中継および地上部隊のバックアップを任とした空中支援を行う。

カークの着用するヘルメットは、ヘリコプターパイロット用ヘルメットに必須とも言えるサンバイザーが如何にも「ヘリパイ」仕様と言え、ヘルメットの外観自体は実際のミリタリーでは主に戦車隊員用ヘルメットとして使われるものの特徴が出た、「ハイブリッド」な仕様となったヘルメットとなっている。

アーマーの右チェスト部分には夜間での任務を想定したサイリュームの取り付けと、ナイフの装着が確認出来る。このナイフについてはBENCHMADEやSOGといったミリタリーナイフと同様にハイエンドモデルのものを使用している事が伺える。

また、レッグホルスターにはサイドアームと併せてフラッシュライトの取り付けが確認できる。このホルスターの脚への取り付けに当たっては、1本のベルトになっている点にも注目したい。2本のベルトで装着するタイプのレッグホルスターも多く存在するが、最近の傾向としては2本のものでも意図的に1本へ減らす事が多くなっている。これはとりわけ車輌警護を目的としたオペレーターや、このカークのようにヘリコプターパイロットといった任務に当たる場合は、その乗り降りの際に動き易い事を想定し、ベルトの本数を減らすと考えられている。今作品中でもその辺りの傾向も考慮した設定となっているようだ。

装備考察:BSAA隊員
複数の隊員が周辺を警戒する様子は圧巻である。全てがゲーム上にある「仮想空間」であることを忘れてしまうくらいにリアルな再現がなされている。
こちらの各隊員の脚周りを確認してみると、ホルスター脇にはU.S. Navy特殊部隊向けのナイフと同様に攻撃力の高いタクティカルナイフが取り付けられている。

装備考察:BSAA隊員
一般的にMICH2000と呼ばれるタイプのヘルメットと、SWATに代表されるヘルメットの特徴を併せ持ったヘルメットを装着。ガスマスクはUS Navyでも使用が確認できるタイプと同様に、高機能なモデルとなっている事がうかがえる。


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