装備考察: シェバ・アローマ
2009年03月12日
昨年夏、米国ロサンゼルスのメディア・ブリーフィングでベールを脱いだバイオハザード5。会場で発表されたトレーラーには、シリーズ初登場の謎の女性の姿が。端正な顔立ちにバツグンのプロポーションをもつ黒人系女性。彼女の名は、「シェバ・アローマ」。
BSAAエージェントの彼女は、もちろん一般の女性とは違い、その端正な顔立ちからは予想しない、並外れた身体能力の持ち主でもある。ゲーム中、クリス(プレイヤー)がピンチの際には、しなやかな肉体を巧みに使った華麗な回し蹴りで敵をノックダウンさせる頼もしい姿を見せてくれる。また、銃器の取り扱いにおいては、クリス並みの腕前を披露する姿に、男性のみならず、女性ファンも多いと聞く。
今回はそんな彼女が使う銃器や装備に主点を置いた解説を行いたいと思う。
破壊力抜群のM3ショットガンを携えるシェバ。ハードな訓練によるものと想像される彼女のたくましい左腕にはトレードマークとも言えるタトゥーが彫り刻まれているのが印象的である。
シェバの服装は全体的に細身で軽量なコーディネートとなっている。
左足にはサイドアームの保持の為に、レッグホルスターが取り付けられている事が分かる。一般的に右手を利き腕とする射手の場合は、右足にレッグホルスターを取り付け事が多い事からも、今回はその逆となっている為、シェバが左利きである事があらわれている。
遠く離れた敵をも一撃必殺で仕留めるS75スナイパーライフルを構えるシェバ。「Co-op(協力)プレイ」では接近した敵と離れた敵とを使用する銃器によって効率良く倒す事も重要と言えるだろう。
Vz61を背負ったシェバ。この画像からも、シェバの装備はウェストとレッグ周りに集中している事が分かる。ウェスト、レッグ共に取り付けられているポーチ類はいずれも実在する軍採用品ではないが、その形状からも汎用性に優れたものばかりが選択されているようにみえる。
次号以降で紹介予定となるその他隊員の装備考察を行った際にも感じたのが、これらキャラクターが取り付けている装備のデザインが優れている点。一部のアイテムを除き、いずれもそれそのものは現実のミリタリーアイテムとして存在しない装備だが、どれも実在する装備個々の優れた点をまとめた「ハイブリッド仕様」となっている。これらは制作サイドの装備に対する探究心と、それらを形にする映像技術の賜物と言え、ただただ舌を巻くばかりである。
累計3,500万本以上を誇るビッグタイトルシリーズ最新作。
「バイオハザード5」は3/5(木)絶賛発売中!です。
©CAPCOM CO., LTD. 2009 ALL RIGHTS RESERVED.